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玉川上水旧流路 新宿駅→山手通り (2019年9月)

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玉川上水の旧流路を新宿駅から井の頭公園近くまで歩いたので、写真10枚で1記事を目安に順に掲載していきます。 スタートは新宿駅南西、甲州街道から一本裏通りの葵橋跡。ここから葵通りを西へ進みます。 葵橋跡/葵通りの標柱が道の両側に立っています。目を向ける人はほとんどいませんが…。 葵通りはぱっと見では暗渠感が無いのですが、裏通りにしては歩道が広い(しっかりしている)、車の重量制限があるといったところになんとなく雰囲気があります。 葵通りの西端にあるのが千駄ヶ谷橋跡(すぐ上の写真と同じ場所です)。葵橋跡と同じデザインの標柱が同じように道の左右に立っています。 葵通りの先は「代々木二丁目あおい公園」。訪れたときはお祭りの準備中のようでした。 公園を抜け、甲州街道沿い、文化学園大学沿いに出ると痕跡が二つあります。 1つ目が東京都水道局が設置した「玉川上水の記」モニュメント。写真右下に移っている解説によれば、明治時代に新宿駅の地下に通された暗渠を再現したもので、実際に利用されていたレンガを一部に用いているそうです。 2つ目が「勿来橋跡」の標柱。この先も少ない橋名由来の解説入りです。 玉川上水を渡っていたと思われるような通りは今では見られないので、この目印無しにここに橋があったとはなかなか気づけないと思います。 文化学園大学を過ぎると、甲州街道を離れ再度裏手を進みます。 裏手に入って最初の道路との交差が「天神橋跡」。勿来橋と似たデザインの標柱が立っています。 ここから西は渋谷区の「玉川上水旧水路緑道」として世田谷区との境界(大山町付近)まで整備されています。 緑道の風景はこんな感じ。シンプルな所は何も無いですが、所々にベンチとか遊具があります。 今となっては水の流れは見られなくとも、道路との交差部分には数多くの橋の欄干部分が残されています。 一つ上の写真にも写っている「三字橋」の跡。山手通り・首都高中央環状線の一本東側の細い道にあります。欄干というには少し不安な高さです。完全な無用の長物なわけですが、今でも存在感を示しています。 このような欄干はこの先多数あるのですが、緑道を歩いていると当然ど真ん中に存在するの

黒川清流公園・東豊田緑地保全地域周辺(2019年9月)

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中央図書館下湧水 とセットで、豊田駅北東にある黒川清流公園と東豊田緑地保全地域を訪れました。 東豊田緑地保全地域は、「 日野市のほぼ中心部、日野台地の東南端にある段丘崖の樹林地である。 (略) 崖の下部には湧水があり、 (以下省略)」( 東京都環境局ホームページより引用 )とあるように、市街地中心部でありながらも自然が残され、湧水も見られる地域です。 この記事では、同保全地域内の清水谷公園、黒川清流公園、保全地域外ではあるものの湧水を通している山王下公園を掲載します。 1.清水谷公園 清水谷公園は同保全地域の最も西、豊田駅に近い側にあります。 公園とは言うものの、ベンチと掲示板、それに池があるのみで、遊ぶための公園という感じではありません。 (手入れがあまりされていないというか、自然そのままというか…といった感じです) 木がかなり茂っているので、池の奥の方の様子ははっきりわかりません。水質は湧水のはずなので悪くはないと思うのですが、すごくきれいという感じではありません。 この池から流れ出る水は道路に沿って山王下公園へと流れ、別の水路へと合流します。 2.山王下公園 山王下公園は、園内に清水谷公園からの流れを通した公園です。こちらも遊具などはなく、小さな緑地という感じです。 写真右側が清水谷公園です。流れてくる水の一部を水路に流し(写真右下)、それ以外を公園内へ通している(苔が生えた配管)ものと思われます。 公園内の流れはこんな感じ。周りがロープで囲われているので子どもの水遊びなどはできません。 この公園の前から、一度住宅の裏手になっていた保全地域が道路沿いに出てきます。林の端から道路の側溝へと流れる水が見られ、ここが一番湧水っぽい風景かもしれません。 (道路の保全地域側には歩道が無いので、交通量は少ないですが近づくときは要注意です。) 2021.8.2追記 この湧水は「剣道場前湧水」と呼ばれているようです。 3.黒川清流公園 黒川清流公園は山王下公園から道路を一本挟み、遊歩道を北東へ進んだ先にあります。 まず見えてくるのがあずまや池。名前の通り四阿があります。(ただし夜間は閉鎖されるようです) ここから道路沿いに公園の逆端ま

中央図書館下湧水(2019年9月)

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中央図書館下湧水は、名前の通り日野市中央図書館の下にある湧水です。 アクセスはJR中央線豊田駅から徒歩で7-8分といったところでしょうか。 現地の掲示によれば、湧水量は毎秒17リットルで、「東京の名湧水57選」「水辺のある風景日野50選」にそれぞれ指定されているとのことです。 ただし、飲料水としての水質検査は行っていないため、飲料として使わないよう注意書きがあります。 標柱は文字がかなり薄れていますが、「東京の名湧水 中央図書館下湧水群」と書かれています。「東京の名湧水57選」に指定されたタイミングで設置されたのでしょうか。 日野市中央図書館との位置関係はこんな感じ。上の建物が図書館で、湧水は名前の通りその下に位置しています。 目視で確認できる上流端は擁壁の奥?裏?で、ここでも流れが確認できます。 その後湧水は道路に沿って南東に進み、100メートルほどで北東に向かって流れる豊田用水に合流します。 湧水として水が流れる距離は短いので、散策には物足りないかなという印象です。 ※地図上に示したライン・マーカーは正確な位置ではありません。