都営アパート文字探訪 その1

新年あけましておめでとうございます（遅

昨年も大して更新しなかった当ブログですが、今年(こそ)は更新頻度を増やすつもりでいるのでよろしくお願いします。

今年最初の投稿は昨年後半、9月頃から興味を持ち始めた「都営アパート文字探訪」の1回目を。

「都営アパート文字探訪」とは

都内に多数ある都営アパートですが、そのうち1970年代頃に建設された高層住棟を中心に「都営〇〇アパート」と縦書き（一部除く）されたものがあります。上の画像がその一部の「都営」部分だけを切り出して並べたものです。この2文字だけ見ても少し癖があり、それでいて書体が異なることがわかります（者の左はらいとかがわかりやすいかも）。

ストリートビューで探してみると約50棟程度にこのような表記があるようで、これらを集めてみたら面白そうだからやってみよう、というものです。といっても23区を中心に点在しているようなので、解体等で消滅しないうちにちまちま集めて、いくつかまとまったらブログ掲載するつもりです。

１．千住元町アパート

北千住駅から北西に約1.4kmの場所に位置する、1971年築、4棟の都営アパートです。

北側の2号棟、南側の4号棟に縦書き表記があります。

まずは2号棟。こちらはイメージどおりの字体をしています。線が斜めになっている部分が文字によって滑らかだったりギザギザだったりとちぐはぐな印象を受けました。特に「パ」のギザギザ感が目を引くな、という感じです。

続いて4号棟。「上層階部分に縦書き表記」という条件はクリアしているものの、2号棟のタイルを組み合わせたような文字とは違い、普通のゴシック体のようであまり面白味はないなという感じでした。

２．千住桜木二丁目アパート

千住元町アパートから西へ約500m、同じく荒川の堤防に面する都営アパートで、こちらは1973年築、全2棟となっています。

縦書き表記は1号棟の東側と2号棟の北側にあり、いずれも同じ字体であるように見えます。基本的に同じ文字を比べるときは「都営」「アパート」の部分を見比べることになりますが、ここは前記の千住元町アパートと「千住」部分の比較もでき、特に「千」の字形（こちらは干に近い）はわかりやすいかと思います。最初は「ー」がやたら太い？とも思いましたが、斜めから見るとそうでもないのかな、と後になって思ったりしています。

今回は2ヶ所分を掲載しておしまい。品川周辺も訪問しているので今後掲載しようと思います。