関戸橋 架け替えと保存(2019年12月)
2019/12/12 地図を追加
多摩川に架かり、府中市と多摩市をつなぐ関戸橋(鎌倉街道)は、現在2本のうち下流側(以下「下流橋」とします)の架替え工事が行われています。
※地図上に示したライン・マーカーは正確な位置を示すものではありません。
多摩川に架かり、府中市と多摩市をつなぐ関戸橋(鎌倉街道)は、現在2本のうち下流側(以下「下流橋」とします)の架替え工事が行われています。
現在は上流側に仮設橋が設置され、下流橋の解体・撤去が進められています。2018年秋から工事が進められ、現在は撤去の2期目が始まった段階です。
写真のようにすでに撤去が進んでいるのですが、昭和12年完成と古くから利用されてきたこともあってか保存の声が上がり、その一部が多摩市側・府中市側それぞれの公園に保存されています。
府中市側は関戸橋から約150メートル、鎌倉街道沿いの「中河原公園」に保存されています。
保存内容は解説板と「欄干、バルコニー状橋灯置き場と橋名板2基」(解説板より引用)で、欄干は外側が見えるように配置されています。府中市側の親柱は今回の工事以前に撤去されていたようです。
続いて多摩市側。こちらは関戸橋から約300メートル離れた「ろくせぶ公園」に保存されています。
保存内容は解説板と「親柱一対(2基)とバルコニー・欄干部」(解説板より引用)で、府中市側と大差はありません。欄干の向きは内側が見えるようになっていて、府中市とは逆向きです。
個人的には、写真のような「親柱ー欄干ー親柱」の連続した配置はこのような位置関係が正しいものと誤解されかねない気もするのですが、普通の人はそこまで気にしないでしょうたぶん。
ちなみに多摩市側の保存は仮の形で、架け替え工事が終了後に移設する計画があるようです。まだまだ先のことですが、この動きにも注目です。
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