多摩湖から羽村へ(1)

 一応前回の続きです。(前回はこちら)

玉湖神社から多摩湖の周り(といっても湖面が見えない)を歩いて、地図にある道が通れそうになかったり、不法投棄で通るのが憚られるような感じの場所っだったりして、遠回りをしつつ歩くこと1時間弱。次の目的地の「4つのトンネル」にやって来ました。




これは、多摩湖と同時に建設された多摩川からの導水管の上に建設された軽便鉄道(狭山湖建設用)のトンネルで、トンネルを含めた廃線跡の一部が遊歩道・サイクリングロードとして整備されています。




整備されたトンネルのうち、最も多摩湖側にあるのが赤坂トンネルで、その奥で遊歩道も途切れています。

この奥にもう一つトンネルがあるようですが(通行不可)、ここでは触れずに羽村方面へと歩いていきます。


2つ目が御岳トンネル。



3つ目が赤堀トンネル。緩いカーブになっています。


最後が横田トンネルで、このトンネルのすぐ西側で都道55号と交差します。
(赤坂トンネルから進むにつれて通行量が多くなりこんな写真になってます)




ここから先はほぼ直線が続き(目立つカーブは青梅街道の南西側くらい)、西へ進みます。
導水路が街路に沿ったり、その逆に造られているわけではないので、その他の道路との交差が数多く存在しています。



新青梅街道と交差。新青梅街道は道路の拡幅(写真左下に看板が出ています)、さらに将来的には多摩モノレールの延伸が予定されていて、このあたりは今後風景が変わるかもしれません。
遊歩道は写真右奥へと続き、この先もほぼ直線です。



一見するとただの「やたら直線が多い遊歩道」なわけですが、看板の設置者が東京都水道局だったり、水道用地の基準点があったりと、水道施設との関係がわかるものもありました。



江戸街道の手前約500mは両側が住宅になっています。
どちら住宅も裏側である風景も廃線跡らしい光景と言えるかもしれません。



江戸街道と当たった場所で遊歩道は終わりです。
この先、導水管と廃線跡は多摩川から続いているはずなのですが、横田基地内は言うまでもなく辿ることができません。そのため、今回はここで一区切りとし、基地以西は次の記事とします。



コメント

このブログの人気の投稿

旧谷村線の鉄塔 その1(東京側 2023.1ほか)

2023年の撮り納め(京王線・東京西線鉄塔)

津久井湖・城山周辺をウロウロ…(2024.4)