多摩湖から羽村へ(2)

訪問:2020年9月

前回(横田基地より東側) 前々回(玉湖神社など)


多摩湖から羽村への歩き、2回めです。

今回は横田基地の西側、羽村市の動物公園通りから羽村取水堰を目指します。

スタートはコミュニティバス「はむらん」の羽村東コース、双葉町三丁目バス停付近です。

前回の最後の写真の場所である江戸街道との交差付近から移動する場合、当然横田基地を突っ切ることはできないので、北側を迂回することになります。徒歩で約50分、タイミングが合えば箱根ヶ崎駅まで徒歩(約20分)→八高線で東福生駅まで→さらに徒歩10分程度で着き、多少は楽になりそうです。


遊歩道入口から東向きに一枚。羽村市側も一応遊歩道になっていて、ほぼ一直線の道を一部を除いてそのまま歩くことができます。


「一応」と表現した理由は基地以東との雰囲気の違いにあります。
基地以東では一定の幅があり、細い道路との交差であっても横断歩道があって連続性があったものの、基地以西で遊歩道となっている部分は幅は狭く、道路との交差でも横断歩道が無いなど、造りが大きく異なっていました。工業地帯ということもあって、遊歩道自体それほど重要視されてないといった事情もありそうですが、少し物足りなさを感じます。

都道249号線(西多摩産業道路)と交差したところで初めて名称の表記が。「神明緑道」というそうです。
道自体の雰囲気は変わらないまま西進します。


神明緑道とされている区間が終わると道が広くなり、加美平団地に出ます。
団地内ではこの通りだけが建物に対して斜めに貫いているほか、道路との交差部分の舗装が他とは異なる様子が見られました。

団地を抜け、再度歩道になる位置にあるのが神明台流量計。
羽村市側で水道施設っぽいものはこの流量計と多摩川近くの取水関係施設くらいしかありませんでした。

青梅線を越えると(まっすぐ越えられる踏切はないので迂回します)、一般道になり、このまま多摩川に向かいます。

道なりに進むと突き当りに遠江坂跡の史跡解説。かつての坂は貯水池建設で取り壊されてしまったようです。
また、この周辺は区画整理が進行中なので、今後変化があるかもしれません。

横にある坂を下って奥多摩街道・玉川上水を越えて玉川上水と貯水池への分岐に到着。写真上、やや右寄り(2棟並んだ家の左側付近)が遠江坂の解説がある辺りです。
多摩湖への導水管はここから始まっています。

今回のゴール、羽村取水堰です。
玉川上水への取水はここで行われています。



今回は多摩川から多摩湖への取水ルートのうち、羽村取水堰から多摩湖・狭山湖へのルートを逆走する形で歩きました。狭山湖への取水ルートには、小作取水堰から日野自動車の羽村工場北側、箱根ヶ崎付近を経由するルートもあるようですが(地理院地図に描かれています)、こちらは道路などに整備されていない(貯水池建設用の軽便鉄道を通すといった経緯もないので当然ですが)ので、辿ったりするつもりもありません。
玉川上水の方は、以前一部歩いている(ブログに書ききってはいない)ので、時間をかけてでも全区間を歩いてみたいな、と思っています。

【地図】
※地図上のライン・マーカーは正確な位置を示すものではありません。

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